その2 いざというとき役に立つ知恵 防犯防火の常識から暮らしのルール、困ったときの解決法、知らないと損する暮らしの知識まで･･･ ●電話のそばに地図を貼っておく 電話で最寄りの駅から家までの道順を尋ねられたとき、電話で要領よく説明するのは難しいものです。そんなとき電話のそばに地図を貼っておくとまごつきません。自宅付近の簡単な地図でいいのですが、目につきやすい建物の位置、一方通行の道路などを書きこんでおくと車での道順も説明しやすくなるし緊急時にも役立ちます。 ●緊急時のストッキングの包帯�@ 災害時や緊急の応急手当に包帯として大変役立つのが伸縮性のあるパンティストッキングです。頬や耳などは包帯の巻きにくい部分ですが、ストッキングの足の部分を切って使います。けがの部分にあてたガーゼの上に、ストッキングを頭の上から、ほおかぶりするようにまいて、あごの下で結ぶとしっかり固定できます。 ●緊急時のストッキングの包帯�A頭部 頭部のけがの場合、パンテイストッキングの胴の部分を使います。ストッキングの足を少し残して切り、まとめて結んで帽子のようにします。すっぽり頭からかぶせると頭部全体が保護できます。ウエスト部分にゴムがついているのでピッタリ固定できるのがよい点です。 ●緊急時のストッキングの包帯�B眼帯 眼帯にする場合は、ストッキングの足を切り取り、中央部を１０センチくらい残して両端から切込みを入れて、２本の紐を作ります。中央部で目を覆い、両端の紐を渡して頭の後ろでそれぞれ結んでおくと眼帯になります。 ●緊急時のストッキングの包帯 �Cマスク パンティストッキングの足の部分を２５センチくらいの長さに切り取ります。筒状になったストッキングの中央に清潔なガーゼを適当な厚さに折りたたんで入れます。ストッキングの両端に穴をあけて両耳にかけられるようにしておきます。伸縮性があるのでらくにかけられます。 ●緊急時のストッキングの包帯�D胸･肩･背 胸や肩、背中などは包帯の巻きにくい個所ですが、ストッキングを使うと手早く楽に手当てができます。パンティストッキングは胴の部分を使います。両足を１０センチほど残して切り取り、股の部分を頭を通せるくらいに円形に切りぬきます。図のように、ゴムの部分を下にして頭を通し、両足部分に腕を通すとちょうどベストを着用したようになります。体にピッタリフィットするので胸、背中、肩など、どの部位でも当てたガーゼをしっかり固定できます。なお緊急時で鋏がないときは、マッチの火を つけてすぐ吹き消し、マッチの頭でこすると余熱で切り 裂くことができます。 ●ろうそくは植木鉢で風除け 少々風が強く吹いても消えにくくする方法は、素焼きの植木鉢の中央の穴に、ろうそくを立て火をつけます。ぐらつくようでしたら 　　　　　　　　土を入れて支えます。 back