China レンズの詩　 （♪BGMつき）

私は今、桂林で川下りをしています。遊覧船は段々墨絵の世界に入っていきます。胴長の独特の形をした山々は、黒から灰色へのグラデーション。そこに霧のカーテンがおおっています。まるで夢の世界に入っていくようでした。もう一度夢を見にここを訪れたい････

船はちょっと浅瀬に近づきました。手に届くような近さにあの胴長の山があります。聞こえてくるのは水の流れる音だけ。船内はシ〜ン。この墨絵の世界に入ってしまうと、おしゃべりはしたくなくなり、自分との心の対話だけが自然と一体になれるような気がしました。

野生の馬が草を食べています。山たちが霧の衣を着てトゲトゲしさを失ってしっとりやさしく見えます。、木々が川に逆さに映っているので、まるでこの遊覧船が木登りしているみたいでした。無心になれたあのとき･･･

ワラを積んだ荷馬車が墨絵の世界に入っていく･････。あのとき、いつまでもいつまでもあの風景のなかにいたかった・・・・・

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