シカラのあとはゴルフにトライしてみました。カシミール州唯一のゴルフ場にレンタサイクルで到着。ゴルフ道具もレンタルです。ヘッドの形が変形してグリップが虫に食われているようなハーフセット、ティ、ボール3個、キャディさんが2人ついて600円。キャディバックは穴だらけ。どこからでもクラブがよく見えて便利？！でした。ラフは雑草が生い茂っていてボールがそこに落ちたらなかなか見つかりません。プレーよりボール探しのほうが上手くなれます。
コースは平坦で唯一バンカーだけが練習場との違いを示していました。わたしよくバンカーにボールを落としました。「練習になるから落ちてもいいんだ」なんて思っていたらこれが間違い。ゴルフ場唯一の砂場なので野良犬の憩いの場になっているんです。彼らはボールが飛んできても、ふん！という態度でどきません。キャディも犬には逆らわないのでボールはあきらめます。犬のせいで3個くらいボール損しちゃったかしら。
友人はゴルフは全く初体験。それでもプレーさせてくれるのは空いているのと、なんでもすぐ「ノープロブレム」を連発するインドだからでしょう。
さてゴルフ。私がボールをアチコチとんでもない所に飛ばすので、グリーンに戻るまで時間がかかります。子供のキャディさんは退屈になってきたらしく勝手に自分のゴルフを始めます。よいプレーができると「うまいだろう」というように私に「見ろ」というジェスチャーをします。私のプレーのまずさも教えてくれます。彼のジェスチャーを解読すると、どうもスエーが私は激しいようです。納得です。インドは英語が通じますが彼らはできません。
時にはキャディになったり客に戻ったりのドタバタゴルフでしたけれど、何年経ってもこのときのことを思い出すと微笑んでしまう大切な思い出のひとつです。
【体験談・行き当たりばったりのインド紀行より抜粋】 |
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